ナッシュ均衡

ナッシュ均衡とは、1950年にジョン・ナッシュ氏(ノーベル経済学賞受賞)により考案された、現在のゲーム理論における最も基本的な均衡概念。ゲーム理論では、すべての当事者は自己の利益を最大にすべく行動すると仮定されます。

相手も戦略を変えないほうがいい状態

そのうえで複数の利害関係者の行動を分析する際に、相手の戦略が分かっていて、かつ相手が戦略を変えないと仮定したときに、自分だけが戦略変えると損をしてしまうような状況がすべての当事者に起こっている状況を示します。このとき、自分だけ戦略を変えると損をするわけですから、自分は戦略を変えない方がいいという結論が導き出されます。同様に、相手についても同じことが成り立っていると、相手も戦略を変えないほうがいい状態になります。このような戦略の取り方をナッシュ均衡と言います。

すべての当事者が自己の利益のために最善の行動を取れば結果としてナッシュ均衡は実現するものの、この得られたナッシュ均衡は必ずしも期待していた最善の結果とは一致しないことがあります。そのような場合でも均衡状態にあるため、自分に同調してともに行動してくれる相手が現れない限り、単独で行動を起こしても事態を改善できないというジレンマが生じます。

コラボレーションにおけるナッシュ均衡

ヒップスタイルでは、このジレンマを解消するために、「パートナーシップの原則」を重要視しています。例えば、当事者が持っている知識や経験、技術、ノウハウなどを「開示する」または「開示しない」という二つの戦略の取り方を想定した時に、お互いがそれらを開示しなければ既存のビジネスをこれまで通りに営むという均衡状態が実現します(ナッシュ均衡)。

しかし、単独でビジネスを営んだとしても成長の限界が訪れることが容易に予想されるため、お互いにとってそれが最善策であるとは言い切れない状態となります。一方、当事者が持っている知識や経験、技術、ノウハウなどを開示することで、お互いのビジネスにとって最適な組み合わせの中から相乗効果を発揮することができれば、すべての当事者にとっての最善策を導き出すことが可能となります。

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